VRChatで好きな動画とかを垂れ流すやつ、TopazChat配信用サーバー建てる版
なにできるのこれ
TopazChatのサーバー部分を自分にすればもう少し安定して配信できるのでは?企画
但し、windows10には同時接続数20人までの制限があります、ご注意ください。
必要なものは次のような環境です。
・ポート開放が出来る環境
・人数分に配信できる回線
・VRChatができる
セットアップ
hosts書き換え
win+Rを押して、ファイル名を指定して実行で次のコマンドを入力します。windows付属のメモ帳が死ぬほど嫌いな人は使いたいエディタを管理者権限にしてhostsを開いてください。
powershell start-process notepad c:\windows\system32\drivers\etc\hosts -verb runas
出てきたテキストの一番下に行を追加して、次のように書いて保存します。[]は不要ですが半角スペースは開けてください。
不安な人は編集前のファイルを別の場所に保存しておくと良いかもしれません。
FQDN値は次のサイトで確認できます。
画像の部分のFQDN値を貼り付けてください。
ポート開放
ポート開放にはルーターの設定を弄って設定することが出来ますが、面倒なので僕はUPnPで済ませています。
UPnP対応ルーターのポート開放ツールを以下からダウンロードします。
http://umemasu2018.g1.xrea.com/upnpcj/
ダウンロードしたファイルを展開して、UPnPCJ.exeを実行します。初回起動時はポート開放チェックしてくれるらしいので、出来るかどうか確認しておくと良いです。
確認後、①WAN_PORT(画像で80となっているところです)に8554と入力し、⑩Port開放をクリックします。
配信サーバーを用意する
以下のソフトを使用します。windows_amd64.zipと付いているものをダウンロードしてください。
展開したら、rtsp-simple-server.exeを起動してください。
初回はwindowsファイアウォールのダイアログが出てくるので、許可を行ってください。
起動したらウインドウは消さずにそのままにしておけばOKです。
配信を行う
OBSで配信を行います。
以下のように設定を行ってください。ストリームキーは何でも良いですが、覚えておいてください。
URL
rtsp://localhost:8554/[ストリームキー]
回線は自分以外の人数分の数だけ上り回線が必要です。それに適したビットレート設定を行ってください。
設定が済みましたら、「録画を開始」ボタンを押すことよって配信が開始されます。
配信ワールドを用意する
TopazChat入りのワールドを用意します。導入方法についてはTopazChatのReadmeを見て、一旦通常の手順で配信が出来るところまで進めてください。
通常の配信で問題なければ、
soursepathに次のURLを入力します。rtspではなくrtsptなので注意してください。
rtspt://[使っている回線のFQDNの値]:8554/[ストリームキー]
正常に配信できている場合、Unityで再生ボタンを押すと配信映像が流れます。
ちなみに、他の人から見れるか確認する場合は、VLCアプリ等をインストールすることで確認できます。
rtsp://[使っている回線のFQDNの値]:8554/[ストリームキー]
いざVRCへ
VRChatのTopazChatで映像が流れていればOKです
補足事項
・OBS-RTSPServer | OBS Forums という、OBS単体でRTSPサーバー立てちゃおう方式があるのですが、AVProが認識しません なんでだろう?
・遅延は通常の配信より大きめです。多分ffmpegの設定詰めればもっと良くなるとは思いますが、調査しないとなあ、、
・hosts書き換えは環境によっては不要な場合もありますが、大抵はルーターが自分自身にアクセスしようとするところでおかしくなるので必要だと思います。
・hosts書き換えが毎回必要で面倒な人はDDNS取るといいです。FQDNが変わるたびにhosts書き換えしなくて済むようになります。
DDNS(ダイナミックDNSサービス)とは?無料DDNSサービスの「mydns」で、自宅PCを設定したみた
・僕の回線は16Mbpsとかしか出ないのでこの方法での配信は厳しいです、残念。