beatorajaの設定などのまとめ

最終更新:2018/8/16

beatorajaの2018/8/11に公開されているバージョンbeatoraja0.6.2の使い方のまとめです。

内容はWindows10向けです。MacLinuxWindows7でも64bitのJavaが入っていれば同じように動くと思います。

このページ内の画像は古いものも含まれているためご注意ください。

 

 

インストール

source codeではなくbinary形式のbeatorajaをダウンロードして問題なくコンフィグが立ち上がれば動作確認とかしなくても大丈夫なのでこの項目は飛ばして下さい。上手く起動しない人は自分のPCが動作要件を満たしているか確認しましょう。

beatorajaの必要動作環境は次のとおりです。

OpenGL 3.1-となっていますが、libgdxは描画にOpenGL ES 2.0を使っているみたい(https://libgdx.badlogicgames.com/features.html)なのでOpenGL 4.1が必要な気がします。

あと、Linuxなどでopenjreを入れている場合は、openjfxも必要だそうです。

OpenGLの動作確認

キーボードのWin+Pause同時押しで出る画面で、使っているPCの種類が確認できます。

f:id:LNTakeshi:20170530161736p:plain

ここでシステムの種類が32ビットと書かれている場合はbeatorajaに対応していないOS(PC)なのでOSのアップグレード等が必要です。

プロセッサがOpenGL4.1以上に対応しているかどうかは下のURLを見て確認して下さい。(Intelの場合)

Intel HD Graphics - Wikipedia

例えばi7-4770Kは7.5世代にi7 4xxxとあるのでOGL(OpenGL)4.3に対応しています。

GPUが積まれているPCの場合、GPUの名前はスタートメニュー右クリック→デバイスマネージャで出てくるウインドウの、「ディスプレイ アダプター」を開くと分かります。

f:id:LNTakeshi:20170530170117p:plain

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NVIDIA GeForce - Wikipedia

AMD Radeon - Wikipedia

上のURLからOpenGLの対応APIを確認できます。4.1以上ならOK。

Javaのインストール

次に64bit版のJavaが入っているか確認します。

Javaが入っているか確認するには、Win+Rを押すと出てくるダイアログボックスにcmdと入れてEnterを押すと出て来るコマンドプロンプトに、「java -version」と入れることで確認ができます。

f:id:LNTakeshi:20170530160954p:plain

上の状態が32bitのJavaのみがインストールされている状態です。

f:id:LNTakeshi:20170530161426p:plain

上の状態が64bitのJavaがインストールされている状態です。

なお、次のメッセージが表示される場合はどちらのバージョンのJavaも入っていないことになります。(タイプミスの可能性もあるので注意)

'java' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

このメッセージが出る場合や、64bitのOSなのに32bitのJavaが入っている場合はJavaのダウンロードとインストールを行います。(インストールには管理者権限が必要)

下のリンクから、ダウンロードとインストールを行います。

https://java.com/ja/download/windows-64bit.jsp

インストール後、先程のコマンドプロンプトを開き直して「java -version」を入力して、正しいバージョンのJavaがインストールされていることを確認して下さい。

beatorajaの起動

下のURLから最新のsource codeではなくbinary形式のbeatoraja(バージョン番号).zipをダウンロード・展開し、中に入っているbeatoraja-config(.bat)をダブルクリックするとコンフィグ画面が出てくる・・・はずですが、黒い画面がすぐ消えて終わってしまう方向けに色々書いておこうと思います。

Releases · exch-bms2/beatoraja · GitHub

beatoraja-configを右クリック、編集を選択し、最終行にpauseと追加して上書き保存することで、エラーメッセージを読むことが出来る様になると思います。

f:id:LNTakeshi:20170530171509p:plain

次に実際に出てくるエラーメッセージの紹介です。

'java' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

このエラーが出た場合、Javaが正常にインストールされてないので、Javaのインストールを行って下さい。

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32bitのOSだったり、64bitのOSなのに32bitのJavaしか入っていない場合このエラーが出ます。64bitのOSの場合は64bitのJavaをインストールしましょう。

たかだかさんのツイートより。

 「OpenGL is not supported by the video driver」とあるので、恐らくOpenGLに対応していないCPUやGPUだとこのエラーが出ます。このエラーが出た場合、そのPCでの起動はほぼ不可能です。

OpenGLの動作確認」の項のIntel HD Graphics - Wikipediaに記載されている内容では、core i3/5/7の4XXX系からOpenGL 4.1に対応(windowsの場合)なので、GPUが積まれていないPCの場合、ここが足切りラインだと思います。つまり、2013年以前のPCだと怪しいです。デスクトップPC等でGPUを追加する事のできる場合は安いのであればこの辺りのGPUを使うと動くかもしれません(保証はしません) 

GeForce GT 710 グラフィックスカード | GeForce|NVIDIA

SAPPHIRE RADEON HD6450 1GB

 

Error: Unable to access jarfile beatoraja.jar

このエラーは何らかの問題でbeatoraja.jarにアクセスできない、というエラーです。同じディレクトリにそもそもbeatoraja.jarはありますか?ない場合はダウンロードするファイルを間違えているのでソースコードではなくバイナリ形式のファイルをダウンロードしましょう。

コンフィグ画面

Videoタブ

解像度、フレームレート、フルスクリーン(またはボーダーレスウィンドウ)などの設定ができます。MaxFPSの設定は垂直同期がONだと垂直同期のほうが優先されます。ちなみにG-SYNCはOpenGLのゲームではフルスクリーンモードでしか有効になりません。

  • BGA Expand」はOffだとBGAを拡大しない、FullだとBGA表示領域に合わせて拡大、Keep Aspect RatioだとBGA表示領域に合わせて動画(等)の画面比に合わせて拡大です。スキン側で指定がある場合、この設定は無視されます。

Audioタブ

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  • System Volume,Key Volume,BG Volumeを調節できます。
  • Audio OutputにPortAudioを利用したASIO,WASAPIを選択できます。
  • リプレイ再生時、プラクティス時の高速再生等でピッチ変更するか選べます。

所謂再生遅延の多さはOpenAL>PortAudio(WASAPI)>PortAudio(ASIO)でASIOが最も低遅延ですが専用のデバイスがないと選択肢が表示されません。オーディオバッファは小さくしすぎると音がバリバリなるので注意。

Inputタブ

とのことなので、動作のおかしいコントローラーでTrueにすると良くなるかも。

アナログスクラッチ(INFINITASコントローラー)を使用するか選択できます。

リソースタブ

このタブの内容がよく分からない場合、このページ下部の関連記事を参照してください。

BMS、難易度表のフォルダ、URLを指定するタブ。BMSや難易度表を追加した後は、楽曲読み込み、難易度表読み込みボタンを押さないと読み込まれないので注意。

  • 発狂難易度表はBeatorajaが読み込める新フォーマットに対応していないので、次のURLのものを利用すると良いです。

    Ribbit! • BMS 難易度表まとめ

  • 起動直後にバックグラウンドで楽曲更新するオプション追加。

少しでもBMSのフォーマットがおかしいと楽曲読み込み時にエラーが出ますが、大抵は問題なく読み込めています。

旧フォーマットの難易度表を読み込もうとするとこんなエラーが出てbeatorajaが壊れます、注意。

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例えばGENOCIDE - bms難易度表 -は現在旧フォーマットなのでこれは読み込めません。

プレイオプションタブ

一部項目はプレイモード別に設定できます。

  • HI-SPEED:ノーツの落ちてくる速度。ただし「ハイスピード固定」がOFF以外では無視されます。
  • ノーツ表示時間:「ハイスピード固定」がOFF以外のときに有効で、ノーツが落ちてくるまでにかかる時間をミリ秒単位で指定できます。
  • レーンカバー:有効にすると、プレイエリア上部にカバーをかけます。ノーツ表示時間はこのカバーの値も考慮されて落ちてくる速度が決まります。
  • 変化速度:レーンカバーの変化間隔です。変化速度切替時間を超えると高速の値で変化します。
  • リフト:有効にすると、プレイエリア下部を設定された値だけ上にずらします。モニターの位置が合わない時などに有効です。
  • HIDDEN:有効にすると、プレイエリア下部を指定した値だけ隠します。
  • 判定タイミング:指定された値だけ判定を早く、または遅くします。SLOWが多いときは+側、FASTが多いときは-側に設定すると良いと思います。
  • ハイスピード固定:OFF以外にすると、ノーツ表示時間に従って落下速度を自動的に設定してくれます。

START BPM:開始時の速度をノーツ表示時間に合わせる

MAX BPM:その楽曲の最も高速なBPMにノーツ表示時間を合わせる

MAIN BPM:その楽曲で最も時間が長いBPMにノーツ表示時間を合わせる

MIN BPM:その楽曲の最も低速なBPMにノーツ表示時間を合わせる

  • 譜面オプション:譜面を反転したり、配置をバラバラにしたりします。一部オプションはスコアが保存されなくなります。2Pはダブルプレイ用の設定値です。
  • DPオプション:ダブルプレイ用のオプションです。

FLIP:1Pと2Pの譜面を交換する

BATTLE:シングルプレイ用の譜面を1Pサイド、2Pサイド両方に流す

BATTLE AS:上記オプションからスクラッチノーツを取り除く

  • ゲージ:プレイするゲージを指定し、クリア条件を変えます。クリア条件によって、クリアした際に異なるランプが点灯します。

ASSIST EASY:60%でクリア。ゲージはEASYより減りにくくなる。

EASY:80%でクリア。ゲージはNORMALより減りにくくなる。

NORMAL:80%でクリア。ゲージの回復量は譜面によって決まる。

HARD:途中で0%にならなければクリア。ゲージが減りやすく、回復しにくい。

EX-HARD:途中で0%にならなければクリア。ゲージがHARDより減りやすい。

HAZARD:BAD、見逃しPOORを1度でも出すとFAILED。

  • ロングノート種類:長いノートの挙動を設定します。この設定によって同じ譜面でも異なるスコアやランプが本体やIRに送信されます。

LONG NOTE:始点に判定があり、終点まで押し続けると始点の判定に応じたジャッジが行われます。途中で離すとミス扱い。終点を超えて押し続けてもOK。

CHARGE NOTE:始点、終点両方に判定があります。

HELL CHARGE NOTE:CHARGE NOTEに加え、ノーツを押している間だけゲージが増加し続けますが、離してる間だけゲージが減少し続けるようになります。

  • EXPAND JUDGE:判定幅をデフォルトの100%から増やしたり、減らしたり出来ます。増やした場合はアシストオプション扱いで、スコアが保存されなくなります。
  • H-RAN連打BPM:H-RANオプションで縦連として配置しても許されるノーツ間隔を指定します。
  • HI-SPEED変化間隔:ハイスピード固定が有効の場合、楽曲開始時のHI-SPEEDから指定した値だけHI-SPEEDが変動します。ハイスピード固定が無効の場合はHI-SPEEDの値がHI-SPEED変化間隔の値ずつHI-SPEEDが変動します。
  • アシストオプションとその他:アシストオプションを設定するとゲージ設定に関わらずアシストランプが点灯します。スコアも保存されません。

CONSTANT:楽曲のBPM変化によるノーツ落下速度が無視され、常に一定速度でノーツが落下してきます。

BPMガイド:BPMの変化等をレーンに表示します。

LEGACY NOTE:ロングノーツなど通常のノーツに置き換える(はず)

NO MINE:地雷ノーツを削除します。

判定エリア表示:判定エリアがレーン上に表示されます。

不可視ノーツ表示:譜面の隠しノーツを表示します。

処理済みノーツ表示:既に叩いたノーツを表示します。

GUIDE SE:演奏に合わせてハンドクラップ音を鳴らします。guide-pg.wav,guide-gr.wav,guide-gd.wavというSEがsound pathのフォルダにある場合、そちらが優先的に鳴ります。

WINDOW HOLD:演奏中、STARTボタンが押されたままになり、ノーツを叩くたびにハイスピードやレーンカバーが変化するようになります。

  • ターゲットスコア:演奏中のグラフで表示する、ターゲットスコアを設定します。
  • Gauge Auto Shift:使用するとHARDゲージなどで途中落ちした場合、自動で下のゲージに切り替わるなどの処理がされて、プレイが続行できるようになります。但し、IRを使用している場合はプレイ前に選択したゲージ以外ではASSISTクリア扱いになります。(初回プレイ時のみは例外)

NONE:HARDゲージなどで途中落ち有り

CONTINUE:HARDゲージなどが途中で空になっても0%のまま続行

SUVIVAL TO GROOVE:HARDゲージなどが途中で空になったとき通常ゲージに移行

BEST CLEAR:ゲージオプションの設定に関わらずプレイ中/リザルトで最も良いゲージとなる

SELECT TO UNDER:選択したゲージオプション以下の範囲内で、プレイ中/リザルトで最も良いゲージとなる

 

  • リプレイ自動保存:リプレイを指定した条件が達成されたときに自動的に保存するよう設定します。設定しなくてもリザルト画面で数字1-4キーを押すことで保存できます。
  • 7 to 9:7鍵譜面を9BUTTON譜面に変換します。
  • SCタイプ:7 to 9を使用した際の連皿の扱いをどうするか指定します。

スキンタブ

このタブの内容がよく分からない人向けにこんな記事があるので参考にしてください。

beatorajaにカスタムスキンをインストールする - ぶろぐ

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f:id:LNTakeshi:20171218215006p:plain(スキンインストール例)

スキンは"beatoraja\skin\"に入っているスキンが読み込まれます。

スキンはプレイ、リザルト、選曲などの場面別に別れており、フルセットスキンでもそれぞれ個別に設定する必要があります。

左上のスキン種類を7KEYSからRESULTやMUSIC SELECTを選択することで、リザルトや選曲スキンを設定することが出来ます。スキンを入れたのに右側の選択肢に現れない場合、スキンを入れるディレクトリを間違えていないか確認して下さい。

  • LR2スキンのプレイスキンを使用する場合、「BGA Size」「Ghost」「Score Graph」「Judge Detail」が追加されています。これはLR2で選曲画面中に設定できる項目(Judge Detail除く)です。(Beatorajaでは起動前に設定する)
  • Notes offset、Judge offsetでノートの太さや、判定の大きさ、透明度を変更できます。(変更できない場合は更新を押してみてください)
  • All Offsetで画面全体の比率を変更できます。
  • 設定値をRandamにすると、選択肢から毎回ランダムに選ばれます。
  • LR2の所謂HDスキン、FHDスキンはスキンディレクトリ内にある使用する*.lr2skinファイルに対して「#RESOLUTION,2」(HDスキンは1、FHDスキンは2)と追記する必要があります。下の画像はLITONE5のlr2skinファイルです。

    f:id:LNTakeshi:20170819015953p:plain

  • Judge Detailを有効にすることでLR2に元々存在しないFAST/SLOWを判定表示の上?に表示させることが出来ます。
  • LITONE5等元々FAST/SLOWに対応してるスキンの場合、Judge Detailオプションは干渉するかもしれないので、注意。
  • LR2スキンはそのまま使えます・・・が、LR2Fontを使用する場合、スキンのフォントをDxaDecode.exe(LR2に同梱されている)で展開する必要があります。

LR2files\スキン関連ドキュメント\DxaDecode.exe

これに*.dxaを突っ込んで展開するとLR2Fontがだいたい使えます。

f:id:LNTakeshi:20170518222837p:plain

(Beatoraja0.4向けのLITONE5 beatoraja0.3は最初から展開されてるのでそのまま使える)

  • LR2スキンではDecide,Play,Resultスキンはかなり忠実に動きますが、SelectスキンはBeatoraja独自の要素がかなりあるので対応されているスキンを使うことをオススメします。
  • SoundではLR2には存在しない、「playready.wav」という音を再生出来るようになった。ポップンのAre you ready?のタイミングで再生される音です。
  • 更に「course_close.wav」「resultclose.wav」も再生できます。
  • BGM、SEは複数の子フォルダがある場所を指定した場合、ランダム再生します。

その他タブ

f:id:LNTakeshi:20170518212514p:plain

  • Import LR2 scoreでLR2のスコア、ランプなどを移行可能。LR2のデータはLR2files\Database\Scoreに存在します。
  • スキン画像の読み込み高速化ファイルの作成にチェックを入れると、2回目以降のロードが高速化されるはずです。
  • Auto Save Replayを設定すると、リプレイ1-4のスロットに設定した条件によって自動でリプレイを記録してくれます。
  • Twitter認証を行うと、ゲーム中にF7を押すとTwitterに画像投稿できるようになります。(一般公開バージョンでは無効)
  • IPFSを利用した自動ダウンロードを有効にすると一部難易度表(例えばhttp://lnt.softether.net/insane.html)の楽曲/差分を自動ダウンロード出来るようになります。

スキン設定、キーコンフィグ、プレイオプションやスコア、リプレイ等はplayerディレクトリ内にプレイヤー名別(デフォルトではplayer1になっている)に保存されています。

IRタブ

beatoraja向けのIRは現在はminIR(オープンテスト中),Mocha-Repository(クローズドテスト中),Chroma IR(非公開テスト中),Citrus IR(試験的な運用)があります。

 

Mocha-Repository

https://mocha-repository.info/register.php

minIR

https://www.gaftalk.com/minir/readme

Citrus IR

https://citrus-ir.tk/

  • User IDには利用するIRに応じた値(E-mailの場合もあります)を入れてください。

 

Courseタブ

オリジナルのコースを作成できるタブです。

GUIは画像と変更があります。(機能に変更はありません)

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  • ①新しいコースを追加します
  • ②左欄に選択されているコースの名称を変更する乱です
  • ③コースリストです
  • ④ここから曲名などを入力して右の...を押すと検索します。
  • ⑤「④」で指定したBMSを+で追加します。-を押すと③で選択されているBMSを削除、↑↓で入れ替えができます。
  • ⑥コースの制限を指定します。NO SPEEDやNO GOODなど。
  • ⑦指定条件を満たすと貰えるトロフィーの設定をします。上欄2つから順にbronze、silver、gold medalの設定で、左欄がミスカウントレート、右欄がスコアレートです。例えばgold medalはミスカウントが2.5%未満、スコアレートが85%以上で貰えます。

選曲画面

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STARTボタン(キーボードだとQ)を押すとプレイオプションの設定が行なえます。

SELECTボタン(キーボードだとW)を押すとアシストオプション設定画面が出ます。

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数字の5またはSTART+SELECTを押すと詳細オプションの設定ができます。ノーツ表示時間、判定タイミング、BGA表示の設定を行えます。

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選曲画面で出来ることを纏めて書いておきます(本体同梱memoと同じ内容)

  • 数字1でプレイモードフィルター
  • 数字2でソート変更
  • 数字3でLN→CN→HCN切り替え(注:ランプ/スコアはLNモード毎に別々に保存されます)
  • 数字4でリプレイを選択
  • 数字5またはSTART+SELECTで詳細オプションの設定
  • 数字6でキーコンフィグ
  • 数字7でライバル変更
  • 数字8で選曲されている譜面と同じフォルダに入っている譜面を表示
  • 数字9で選曲された譜面フォルダ同梱テキストを開く
  • 白鍵でフォルダを開く/プレイ開始/ダウンロードURLを開く
  • 2,4鍵でフォルダを閉じる/(一番上のフォルダで)ソート変更
  • 1鍵でプレイ開始
  • 3鍵でプラクティス
  • 5鍵でオートプレイ
  • 6鍵で再生するリプレイを選択
  • 7鍵でリプレイ再生
  • 7鍵+6鍵長押し(decideスキン再生終了まで)でワンランク上のゲージでリプレイ再生
  • 7鍵+4鍵長押しで2ランク上のゲージでリプレイ再生
  • 7鍵+4鍵+6鍵長押しで3ランク上のゲージでリプレイ再生
  • 7鍵+2鍵長押しでリプレイと同じ譜面でプレイ
  • 7鍵+3鍵長押しでリプレイと同じ譜面オプションでプレイ
  • 7鍵+5鍵長押しでリプレイと同じHSオプションでプレイ
  • F1でFPS表示
  • F2で選択しているフォルダ・テーブルをリロード
  • F3で選択されているBMSのフォルダをエクスプローラーで表示
  • F4でフルスクリーン/ウインドウ切り替え
  • F6でスクリーンショット機能
  • F7で現在の画面をTwitterに投稿(コンフィグでTwitter認証時のみ/一般公開バージョンでは無効)
  • F8で選択した楽曲をお気に入りに追加/削除
  • F9で選択した譜面をお気に入りに追加/削除
  • F10で選択したフォルダ内の譜面をオート再生
  • F11で選択した譜面のIRページを表示(IRに接続している場合)
  • F12でスキンカスタマイズ画面へ

フォルダがあるのに開けない場合、F2を押してフォルダの中身をリロードしてください。

フォルダがそもそも無い場合は「難易度表の読み込み」「楽曲読み込み」を起動前にコンフィグで行ってください。

  • 難易度表フォルダでは、持っていない譜面も表示されます。選曲ボタンでダウンロードURLが開かれます。IPFSに対応した難易度表ではURLを開く代わりに自動ダウンロードが行われます。
  • CommandBar(LR2のカスタムフォルダのようなもの)の設定ファイルがfolder\default.jsonにあります。中身を編集することで独自のカスタムフォルダのようなものが作れます。アップデート時の上書きに注意。LR2形式のカスタムフォルダは読み込めません(形式が異なる)。

キーコンフィグ画面

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複数のデバイス(キーボードとゲームパッド同時使用など)に跨ってキーアサインすることが可能です。但し、START/SELECTを除いてマルチキーアサインは行なえません。(1キー1ボタンのみ)

  • キーボードの十字キー左右で7鍵/14鍵/9ボタン/24鍵切り替え
  • キーボードの十字キー上下で設定するキーを選択
  • キーボードの数字1で選曲に使用するモードの選択
  • キーボードの数字2で使用するコントローラの選択

コントローラーのキーがされっぱなしで上手くキーコンフィグが出来ない場合、コンフィグでJKOC HACKをTrueにすると良くなるかもしれないです。

INFINITASコントローラーを使用する場合は起動前のコンフィグ画面でINPUTタブのアナログスクラッチにチェックを入れてください。また、突然操作不能になる問題があるので注意

IIDX Premium Controller connection lost? · Issue #265 · exch-bms2/beatoraja · GitHub

選曲画面で操作が効かない場合、キーボードの数字1を押して選曲に使用するモードを設定してください。(7鍵の場合は2dx sp、14鍵の場合は2dx dp・・・等)

プレイ画面

  • キーコンフィグで指定したSTARTキーを押しながら皿でレーンカバー変更
  • レーンカバーがない場合はSTART押しながら皿でLIFT、HIDDEN変更(両方有効な場合はSTART+SELECTチョイ押しで変えるものを変更可)
  • STARTキーを押しながら鍵盤でハイスピード変更
  • ハイスピード変更量は起動前コンフィグの「HI-SPEED変化間隔」の値だけ一度に変化します。
  • STARTキーを2回押しでレーンカバー有効/無効切り替え
  • SELECTキーを押しながら鍵盤か皿でノーツ表示時間(緑数字)変更(ハイスピード固定が有効時のみ)
  • START+SELECTを長押しでゲーム中断
  • 一部のBGAがどうしても再生できません。(Angel Dustの一部、wilisの一部など)bmpファイルが古すぎて上手く読めていないので再変換などすれば再生されます。
  • オートプレイの場合数字1,2,3,4長押しで再生速度変更できます。

リザルト画面

  • 数字1,2,3,4でリプレイ保存。
  • 1,3鍵で選曲画面へ戻る。
  • 7鍵長押しでランダム等を維持して再プレイ。(LR2と同じ)
  • 5鍵長押しでランダムなどを維持せずに再プレイ。(IIDXと同じ)
  • 6鍵で他のゲージでプレイしたときのゲージ推移グラフの表示

ゲージ/判定

ゲージ

http://2nd.geocities.jp/yoshi_65c816/bms/LR2.html

LR2とIIDXのゲージについては上記を参照しています。

Beatorajaのゲージや判定などは変わる可能性があります。

これは7KEY、14KEYモードの仕様であり、24KEY、9BUTTON、5KEYでは異なります。

ゲージの種類 PGREAT GREAT GOOD BAD POOR 空POOR
Beatoraja/AEASY T/n T/n T/n/2 -1.5 -3

-0.5

IIDX/AEASY a a a/2 -3.2 -4.8 -1.6
Beatoraja/EASY T/n T/n T/n/2 -1.5 -4.5

-1

LR2/EASY T/n*1.2 T/n*1.2 T/n*1.2/2 -3.2 -4.8 -1.6
IIDX/AEASY a a a/2 -1.6 -4.8 -1.6
Beatoraja/NORMAL T/n T/n T/n/2 -3 -6 -2
LR2/NORMAL T/n T/n T/n/2 -4 -6 -2
IIDX/NORMAL a a a/2 -2 -6 -2
Beatoraja/HARD 0.15※2 0.12※2 0.03※2 -5 -10 -5
LR2/HARD 0.1 0.1 0.05 -6※1 -10※1 -2※1
IIDX/HARD 0.16 0.16 0 -5 -9 -5
Beatoraja/EXH 0.15※2 0.06※2 0 -8 -16 -8
(LR2/EXH) 0.1 0.1 0.05 -12 -20 -12
IIDX/EXH 0.16 0.16 0 -10 -18 -10
Beatoraja/段位 0.15 0.12 0.06 -1.5 -3 -1.5
LR2/段位 0.1 0.1 0.05 -2 -3 -2
IIDX/段位 0.16 0.16 0.04 -1.5 -2.5 -1.5
Beatoraja/EX段位 0.15 0.12 0.03 -3 -6 -3
Beatoraja/EXH段位 0.15 0.06 0 -5 -10 -5

 a値、T/n値については上のURL参照。

※1 低TOTAL補正・低totalnotes補正あり

※2 低TOTAL補正あり

  • コース側の設定で(5/7/9/24/LR2)段位ゲージを使用できます。
  • ラクティスでは他のモード(5/7/9/24/LR2)ゲージを使用するか選択できます。

ちなみに、現在第二難易度表等に表示される段位はLR2ゲージの段位となっています。空POORの減少量が1.5%ではなく2.0%になっているので、これで確認が出来ます。

 ハードの補正は下の表の通りです。

残りゲージ量 LR2 Beatoraja IIDX
BD PR KP BD PR KP BD PR KP
60 6 10 2 5 10 5 5 9 5
50 6 10 2 4 8 4 5 9 5
40 6 10 2 3.5 7 3.5 5 9 5
30 3.6 6 1.2 3 6 3 2.5 4.5 2.5
20 3.6 6 1.2 2.5 5 2.5 2.5 4.5 2.5
10 3.6 6 1.2 2 4 2 2.5 4.5

2.5

段位の補正は以下の表の通りです。

残りゲージ量

LR2 Beatoraja IIDX
BD PR KP BD PR KP BD PR KP
30 1.2 1.8 1.2 1.5 3 1.5 0.75 1.25 0.75
25 1.2 1.8 1.2 1.2 2.4 1.2 0.75 1.25 0.75
20 1.2 1.8 1.2 1.05 2.1 1.05 0.75 1.25 0.75
15 1.2 1.8 1.2 0.9 1.8 0.9 0.75 1.25 0.75
10 1.2 1.8 1.2 0.75 1.5 0.75 0.75 1.25 0.75
5 1.2 1.8 1.2 0.6 1.2 0.6 0.75 1.25

0.75

HARD、EXHARDの補正について

HARD、EXHARDのPGREATの回復量は次のpgの値です。

pg = (float) Math.max(Math.min(0.15f, (2 * model.getTotal() - 320) / model.getTotalNotes()), 0)

つまり、低TOTALだと回復量が小さくなり、★4LiberteのようにTOTALが160以下だとゲージが全く回復しなくなる仕様です。

全体的にゲージは弐寺とLR2の中間くらいで、HARD以降はPGREATとGREATでゲージ回復量に差が出る感じです。

ちなみにゲージは下記URLに色々書いてあります。7鍵、9ボタン、24鍵でそれぞれゲージが異なります。

beatoraja/GaugeProperty.java at master · exch-bms2/beatoraja · GitHub

こちらの58行目辺りにHARD、EXHARDの補正が書いてあります。

beatoraja/GrooveGauge.java at master · exch-bms2/beatoraja · GitHub

 

判定

設定値は下URL参照

判定は5/7/9/24鍵モードでそれぞれ異なります。

beatoraja/JudgeProperty.java at master · exch-bms2/beatoraja · GitHub

  • LR2と違い、遅空POORあり(IIDXと同じ)
  • 皿は判定が広い
  • CNも判定が広い

上の設定値にJUDGERANKによる補正がかかります(BMSのNORMALは上記の値の75%です)因みにLR2のEASY判定のPGREATは+-21msなので、+-1ミリ秒だけ(皿を除いて)PGREATが厳しいです。

楽曲制作者/譜面製作者/スキン製作者向けのこと

Beatorajaの仕様/BMS拡張定義

次のリンクに仕様が色々書かれています。

楽曲製作者向け資料 · exch-bms2/beatoraja Wiki · GitHub

あと、これは宣伝ですがプレビュー再生に対応したファイルを一括で作成するツールを作ったので必要な方は使って下さい。preview*.oggを配置したら自動で読み込んだりしないので、コンフィグから全曲リロードしてください。

 スキン設定値

beatorajaのdefaultskinはjsonで書かれていますが、前に述べた通りcsvで書かれたLR2skinはそのまま使え、更にbeatoraja用に追加された定義などを利用することが可能です。次のリンクに色々書かれているので色々試してみて下さい。

beatoraja/SkinProperty.java at master · exch-bms2/beatoraja · GitHub

OPTION_GAUGE_EXについて

LR2では、dst_option42が1Pノーマルゲージ、43が1P赤ゲージとなっていて、beatorajaでは1046がGAUGE_EXとなっていますが、互換性などを考慮して動作がちょっと変わっているので下の表に記載しました。

ゲージの種類 42 43 1046
AEASY 1 0 1
EASY 1 0 1
NORMAL 1 0 0
HARD 0 1 0
EXHARD 0 1 1
HAZARD 0 1 1
段位 0 1 0
EX段位 0 1 1
EXH段位 0 1 1

 beatorajaのビルド

開発途中のバージョンを試したり、開発に参加する方法はこちらに詳しく記載されています。

Lazy Notes

おまけ

BeatorajaをショートカットやSteamのライブラリなどから起動させる方法です。

ショートカットのリンク先を次のように指定してください。

"C:\Windows\System32\cmd.exe" /C set _JAVA_OPTIONS='-Dsun.java2d.opengl=true -Dawt.useSystemAAFontSettings=on -Dswing.aatext=true -Dswing.defaultlaf=com.sun.java.swing.plaf.gtk.GTKLookAndFeel' & java -Xms1g -Xmx4g -jar beatoraja.jar

作業フォルダ欄にはbeatoraja.jarのあるディレクトリを入力すればOKです。

f:id:LNTakeshi:20171026035056p:plain

windowsのショートカットの場合、*.bmsなどをドロップすることでBMS(ON)の再生が行なえます。

トラブルシューティングや関連ツール等

beatoraja トラブルシューティング

Mocha-Repository : How to use

beatoraja 非公式Q&A

らゆ on Twitter: "beatoraja用のリコメンドツールを公開しました。
#beatoraja
https://t.co/Jlsc81MBBE"

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よく分からない人向けに実際の使用例を書いてみました。

lntakeshi.hateblo.jp

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最後に

Beatorajaは開発中です。仕様変更によって突然ランプが消えたり、過去のリプレイが再生できなくなったり、設定が初期化されたり、色々なことが起こります。利用する場合はこの点に留意して利用しましょう。